VWMでできること
このガイドは、パソコンが苦手な方でも最初から最後まで迷わないように、1つずつ順番に説明しています。
VWM(VRC Window Minimizer)ってなに?
VRChatをVRで遊ぶとき、パソコンの画面に残っているVRChatのウィンドウを、自動で小さくしてくれるWindows用のお助けアプリです。VRをやめたら、自動で元の大きさに戻します。
こんな悩みを解決します
- VRで遊んでいる間も、パソコンのモニターに同じ映像が映り続けて、パソコンの負荷になる。
- SteamVRを起動するたびに、手動でウィンドウを小さくするのが面倒。
- VRを終えたあと、ウィンドウを元に戻すのを忘れてしまう。
- VRで遊んでいる間、モニターの画面を家族や友人に見られたくない。
VWMでできる5つのこと
VWMは有志が作ったファンメイドのツールで、VRChat Inc.やValve(SteamVR)とは関係がありません。自己責任でご利用ください。
このガイドの読み方
- 左のメニュー(スマホは右上の ☰ ボタン)から、読みたいページを選びます。
- 初めての方は 「はじめに」→「インストール」→「画面の見方」 の順に読めば、すぐ使い始められます。
- 各ページの下にある「次へ」ボタンで、順番どおりに読み進められます。
- 画像をクリックすると大きく表示されます。赤い丸の数字は、画面の中の場所を示しています。
- 左上の検索ボックスに言葉(例:「オーバーレイ」「自動起動」)を入れると、関係するページだけが表示されます。
始める前に確認すること
インストールの前に、次のことを確かめておきましょう。
動作環境
| パソコン(OS) | Windows 10 または 11。MacやQuest単体では使えません。 |
|---|---|
| 追加で入れるソフト | ありません。VWMは、Windowsに最初から入っている部品(.NET Framework)で動きます。 |
| VRChat | パソコン版のVRChat(VRChat.exe)。 |
| SteamVR | 自動で動かすには、SteamVRでVRを遊ぶ環境が必要です。SteamVRがなくても、手動で操作することはできます(手動で操作する)。 |
| インターネット | VWMの動作には使いません(ネットにつながなくても動きます)。 |
ヘッドセットの装着(近接センサー)の確認には、SteamVRに入っている部品(openvr_api.dll)を使います。見つからない環境では、プロセスの有無(SteamVRが動いているか)だけで判断します。くわしくは 自動で動くしくみ を見てください。
チェックリスト
全部「はい」なら準備OKです。
- ☐ Windows 10 / 11 を使っている
- ☐ パソコン版のVRChatを遊んでいる
- ☐ VWMのファイルを、BOOTHからダウンロードした
用語かんたん解説
このガイドに出てくる言葉を、やさしく説明します。分からない言葉が出たら、ここに戻ってきてください。
| 極小化(きょくしょうか) | ウィンドウを、とても小さくすることです。VWMは、初期設定で160×90ピクセルの小さな枠にします。 |
|---|---|
| SteamVR | VRヘッドセットとパソコンをつなぐ、Steamのソフトです。VRChatをVRで遊ぶときに使います。 |
| HMD(エイチエムディー) | VRのヘッドセットのことです。「ヘッド マウント ディスプレイ」の略です。 |
| ターゲット(対象アプリ) | VWMが小さくする相手のアプリです。初期設定はVRChatです。ほかのアプリも追加できます。 |
| AUTO(オート)/ MANUAL(マニュアル) | AUTOは、VWMが自動で小さくしたり戻したりするモードです。MANUALは、自分でボタンを押したときだけ動くモードです。 |
| オーバーレイ | ほかのウィンドウの上に重ねて表示する、別のウィンドウのことです。VWMでは、画像や動画で画面を隠すために使います。 |
| タスクトレイ(通知領域) | 画面の右下、時計の近くにある小さなアイコンが並ぶ場所です。VWMは、ウィンドウを閉じてもここで待機します。 |
| ホットキー | キーボードの組み合わせで操作する、ショートカットです。VWMは、Ctrl + Shift + F12 でオーバーレイを切り替えられます。 |
| settings.ini | VWMの設定が書かれた小さなファイルです。「設定を保存」を押すと、ここに記録されます。 |
インストールのしかた
VWMは、インストーラーで入れます。日本語の画面に沿って、「次へ」を押していくだけです。
手順
- BOOTHからファイルをダウンロードする
VWMのBOOTHのページ(https://nyaohtech.booth.pm/items/8304323)から、ファイルをダウンロードします。
💡 zipファイルで届いたときファイルの名前が
.zipで終わるときは、右クリック →「すべて展開」で、先に中身を取り出してください。 - インストーラーを起動する
ダウンロードした(展開した)ファイルのうち、インストーラーをダブルクリックします。
⚠ 「WindowsによってPCが保護されました」と出たとき知らない作者のアプリだと、Windowsが念のため確認を出すことがあります。ダウンロード元が上のBOOTHのページであることを確かめたうえで、「詳細情報」→「実行」を押してください。
- ウィザードの案内に沿って「次へ」を押す
日本語のウィザード(案内の画面)が出ます。基本的に、そのまま「次へ」で進めて大丈夫です。
- インストール先は、通常
C:\Users\(あなたのユーザー名)\AppData\Local\Programs\VRC Window Minimizerです(ご自分のユーザー用のインストールです)。 - 途中で選べる項目(デスクトップにアイコンを作るかどうか、など)が出たときは、好みで選んでください。画面の内容は、バージョンによって少し違うことがあります。
- インストール先は、通常
- 「インストール」を押して、終わるのを待つ
数秒で終わります。
- 「完了」を押す
最後の画面でVWMの起動を選んでいれば、そのまま起動します。起動したら 初回起動と画面の構成 へ進みましょう。
インストール後、VWMはどこにある?
これがVWMのアイコンです。スタートメニュー、デスクトップアイコン(作った場合)、画面右下のタスクトレイに、このマークが表示されます。
- スタートメニューの「すべてのアプリ」の中に 「VRC Window Minimizer」 があります。
- 設定ファイル(
settings.ini)とログ(error.log)は、インストール先のフォルダの中にできます(設定ファイルとログの場所)。
初回起動と画面の構成
VWMを初めて起動したときの画面と、その見方です。
起動するとこうなります
- VWMのウィンドウが表示されます。上に 4つのタブ(ステータス / アプリ選択 / のぞき見防止 / 設定)があります。
- 画面右下のタスクトレイに、VWMのアイコンも表示されます。
- この時点で、VRChatとSteamVRの監視が自動で始まっています。特別な操作は要りません。
- 1タイトルとバージョン(v2.0)。
- 2言語の切り替えボタン(EN / JP)。
- 34つのタブ。クリックして画面を切り替えます。
おすすめの初期設定
とくに困らなければ、初期設定のままで使えます。よく使う方は、次の1つだけ変えておくと便利です。
- 「設定」タブを開く
- 一番下の「Windows起動時に自動起動」をONにする
- 「設定を保存」を押す
次回からは、パソコンを起動するだけで、VWMがトレイで待機します(Windows起動時の自動起動)。
右上の EN ボタンを押すと、表示が英語に切り替わります(もう一度押すと、日本語に戻ります)。
「ステータス」タブ
VWMがいま何を見ていて、どんな状態かが分かる画面です。起動すると最初に開きます。
- 1SteamVRの状態(緑 = 起動中)。
- 2ヘッドセット(HMD)の状態。
- 3小さくする対象のアプリ(初期設定はVRChat)。
- 4いまのモード(AUTO または MANUAL)。
- 5「全て極小化」ボタン。
- 6「全て復元」ボタン。
- 7「オーバーレイ表示」ボタン。
- 8アクティビティログ(動作の記録)。
状態の表示
| SteamVR | 起動中(緑)… SteamVRが動いています。 未検出… SteamVRが動いていません。 |
|---|---|
| HMD | アクティブ (装着中)… ヘッドセットを被っています。 スタンバイ… ヘッドセットを被っていない待機状態です。 |
| 対象 | VWMが小さくする対象のアプリです。「アプリ選択」タブで増やせます。 |
| モード | AUTO(緑)… 自動で小さくしたり戻したりします。 MANUAL(橙)… 自動を止めて、手動のボタンだけで動かします。手動で操作する |
「手動操作」のボタン
| 全て極小化 | 対象アプリのウィンドウを、すぐに小さくします。 |
|---|---|
| 全て復元 | 小さくしたウィンドウを、すぐに元の大きさに戻します。 |
| オーバーレイ表示 | のぞき見防止のオーバーレイを、すぐに表示します。表示中は「オーバーレイ非表示」に変わります。のぞき見防止オーバーレイ |
| 自動に戻す | 手動操作をしてMANUALになったときに出るボタンです。押すと、AUTOモードに戻ります。 |
「全て極小化」や「全て復元」を押すと、自動の制御はいったん止まります(モードが MANUAL(自動停止中) に変わります)。AUTOに戻したいときは、「自動に戻す」を押してください。
アクティビティログ
VWMが何をしたかが、時刻つきで並びます。「ちゃんと動いているかな?」と思ったときに見てください。
| 自動極小化 | 対象アプリを自動で小さくしました。 |
|---|---|
| 自動復元 | 対象アプリを元に戻しました。 |
| 手動極小化 / 手動復元 | ボタンで、手動で小さくした / 戻しました。 |
| モード: AUTO / MANUAL | モードが切り替わりました。 |
| 対象アプリ終了 → AUTO復帰 | MANUALのあと、対象アプリが終了したため、AUTOに戻りました。 |
| 対象アプリが見つかりません。 | 対象のアプリが起動していません(VRChatを起動していないときなど)。 |
「アプリ選択」タブ
VWMが小さくする相手のアプリを選ぶ画面です。VRChat以外も追加できます。
- 1説明文。「VR使用時に自動で極小化するアプリを選択してください。」
- 2いま動いているアプリの一覧。チェックを入れたアプリが対象になります。
- 3「一覧を更新」… 一覧を最新にします。
- 4「選択を保存」… チェックの内容を保存します。
- 5「プロセス名で追加」の入力欄。
- 6「+」ボタン。入力した名前のアプリを追加します。
対象アプリを増やすには
- 対象にしたいアプリを起動する
たとえば、VR中に邪魔になるアプリを先に起動しておきます。
- 「一覧を更新」を押す
動いているアプリが、「プロセス名 - ウィンドウのタイトル」の形で一覧に出ます。
- 小さくしたいアプリにチェックを入れる
- 「選択を保存」を押す
「対象アプリを保存しました。」と出れば完了です。
アプリが動いていないときは、一覧に出ません。その場合は、右下の入力欄にアプリのプロセス名(例:obs64)を入れて、「+」を押してください。追加したあとは、「選択を保存」も忘れずに押します。
一覧には、ウィンドウのタイトル(ブラウザで開いているページの名前など)も表示されます。画面を人に見せたり、スクリーンショットを共有したりするときは、写り込みに気をつけてください。
「のぞき見防止」タブ
VR中、モニターの画面を人に見られないように、画像や動画で隠すための設定です。
- 1説明。録画(OBSなど)には影響しません。
- 2「オーバーレイ有効 (VR時自動)」のON / OFF。
- 3「参照...」… 表示する画像や動画を選びます。
- 4不透明度のスライダー(初期設定は100%)。
- 5「ウィンドウに合わせて拡大」のON / OFF。
- 6「オーバーレイプレビュー」… いま試しに表示します。
- 7「オーバーレイ非表示」… 表示を消します。
- 8「オーバーレイ設定を保存」。
各項目の説明
| オーバーレイ有効 (VR時自動) | ONにすると、VR中に、対象アプリのウィンドウの上へ、選んだ画像や動画が自動で重なります。初期設定は OFF。 |
|---|---|
| オーバーレイ画像/動画 | 「参照...」で選びます。選べるファイルは、画像(png / jpg / jpeg / bmp / gif)と動画(mp4 / avi / wmv)です。選ぶ前は「(未選択)」と出ます。 |
| 不透明度 | オーバーレイの濃さです。100%で完全に隠れ、小さくすると透けます。初期設定は100%。 |
| ウィンドウに合わせて拡大 | ONにすると、画像や動画を、対象アプリのウィンドウの大きさに合わせて引き伸ばします。初期設定は ON。 |
| オーバーレイプレビュー | 対象アプリのウィンドウの上に、いま試しに表示して、見え方を確認できます。対象アプリが動いていないときは、「対象アプリのウィンドウが見つかりません。」と出ます。 |
| オーバーレイ非表示 | 表示中のオーバーレイを消します。 |
オーバーレイは、別のウィンドウとして表示されます。そのため、OBSの「ウィンドウキャプチャ」で録画や配信をしても、オーバーレイの下にあるアプリの画面が、そのまま映ります。
オーバーレイを表示しているときは、FPS(画面の滑らかさ)が少し下がることがあります。気になるときは、画像を使うか、オーバーレイをOFFにしてください。
変更したあとは、必ず「オーバーレイ設定を保存」を押してください(押すと「オーバーレイ設定を保存しました。」と出ます)。使い方は のぞき見防止オーバーレイ のページへ。
「設定」タブ
小さくしたときの大きさや位置、自動で動く条件などを決める画面です。ほとんどは、初期設定のままで使えます。
- 1幅 / 高さ(px)。
- 2X位置 / Y位置。
- 3ウィンドウ枠を除去。
- 4監視間隔(ms)。
- 5SteamVR終了時に復元。
- 6HMD検出必須。
- 7起動時に自動制御を有効。
- 8OpenVR APIの状態。
ウィンドウサイズ
| 幅 / 高さ (px) | 小さくしたときのウィンドウの大きさです。数字を小さくするほど、小さくなります。 初期設定:160 × 90 |
|---|---|
| X / Y 位置 | 小さくしたウィンドウを置く場所です。画面の左上が(0, 0)です。 初期設定:0, 0 |
| ウィンドウ枠を除去 | ONにすると、タイトルバーや枠を取り除いて、さらに小さくできます。 初期設定:ON |
動作設定
| 監視間隔 (ms) | VRChatやSteamVRの状態を調べる間隔です(1000ms = 1秒)。小さくすると反応が早くなりますが、ほんの少し負荷が増えます。 初期設定:2000(2秒ごと) |
|---|---|
| SteamVR終了時に復元 | SteamVRが終わったときに、ウィンドウを自動で元に戻します。 初期設定:ON |
| HMD検出必須 (SteamVR起動だけでは不可) | ONのときは、ヘッドセットを被ったと確認できてから、ウィンドウを小さくします。SteamVRを起動しただけでは、小さくなりません。 初期設定:ON |
| 起動時に自動制御を有効 | ONのときは、VWMの起動直後からAUTOで動きます。OFFのときは、MANUAL(手動のみ)で始まります。画面には「起動時: AUTO (自動制御)」のように表示されます。 初期設定:ON |
STEAMVR / HMD の表示
「OpenVR API: …」の1行は、ヘッドセットの装着をどの方法で調べているかを表します。
| HMDアクティビティレベル検出 | ヘッドセットの近接センサー(被っているか)まで調べられている状態です。 |
|---|---|
| 接続検出のみ | ヘッドセットが接続されているかどうかだけ、分かる状態です。 |
| 未検出 (プロセス検出のみ) | SteamVRの部品(openvr_api.dll)が見つからない状態です。SteamVRが動いているかどうかだけで判断します。 |
ヘッドセットの装着は、SteamVRの近接センサーの情報を読み取って確認しています。
- 1「Windows起動時に自動実行」の登録状況。
- 2「Windows起動時に自動起動」のON / OFF。
- 3「設定を保存」ボタン。
スタートアップ
| Windows起動時に自動起動 | ONにすると、パソコンを起動したときに、VWMが自動でトレイに待機します。くわしくは Windows起動時の自動起動。 初期設定:OFF |
|---|
設定を変えたあとは、一番下の「設定を保存」を押してください(「設定を保存しました。」と出ます)。押さずに閉じると、変更は反映されません。
ウィンドウの右上のボタンで、表示を日本語と英語に切り替えられます。
自動で動くしくみ(AUTOモード)
VWMを起動しておけば、あとは何もしなくても動きます。どんな順番で動くのかを説明します。
基本は、「VWMを起動しておく」だけです。VRChatとSteamVRを、いつもどおり使ってください。
動く順番
- VWMを起動しておく(モードは AUTO)
Windowsの起動時に自動で待機させておくと、さらに楽です(Windows起動時の自動起動)。
- SteamVRを起動して、ヘッドセットを被る
「ステータス」タブの表示が、SteamVR: 起動中、HMD: アクティブ (装着中) に変わります。
- 対象アプリ(VRChat)のウィンドウが、自動で極小化される
ログに「自動極小化 対象アプリを自動極小化しました」と記録されます。「のぞき見防止オーバーレイ」をONにしていれば、このとき一緒に表示されます。
- SteamVRを終了すると、自動で元の大きさに戻る
ログに「自動復元 対象アプリを復元しました」と記録されます(設定の「SteamVR終了時に復元」がONのとき)。
設定によって変わること
| HMD検出必須 = ON (初期設定) | SteamVRが起動しただけでは、小さくなりません。ヘッドセットを被って「装着中」と分かってから、小さくなります。ヘッドセットを外す前にSteamVRを起動しっぱなしにしても、勝手に小さくならないので安心です。 |
|---|---|
| HMD検出必須 = OFF | SteamVRが起動すると、すぐに小さくなります。 |
| SteamVR終了時に復元 = OFF | SteamVRを終了しても、ウィンドウは小さいままです。戻すときは「全て復元」を押します。 |
| OpenVR APIが「未検出」 | ヘッドセットの装着までは調べられないため、SteamVRが動いているかどうか(プロセスの有無)で判断します。 |
VWMは、初期設定では2秒ごとに状態を調べています。そのため、ヘッドセットを被ってから小さくなるまで、少し間が空くことがあります。気になるときは、設定の「監視間隔」を小さくしてください。
手動で操作する(MANUALモード)
自動で動かしたくないときや、SteamVRを使わないときは、ボタンで操作できます。
手動の操作のしかた
- 「ステータス」タブの 「全て極小化」 を押すと、すぐに小さくなります。
- 「全て復元」 を押すと、すぐに元の大きさに戻ります。
- 画面右下のトレイのアイコンを右クリックして、メニューの「全ターゲット極小化」「全ターゲット復元」からも操作できます(トレイ常駐と2回目の起動)。
ボタンを押すと、モードが MANUAL(自動停止中) に変わります。この間は、SteamVRを起動しても終了しても、自動では動きません。
AUTOに戻すには
- ステータスタブの 「自動に戻す」 ボタンを押す。
- または、対象アプリ(VRChat)を終了する。自動でAUTOに戻ります(ログに「対象アプリ終了 → AUTO復帰」と出ます)。
最初からMANUALで始めたいとき
「設定」タブの「起動時に自動制御を有効」をOFFにして、「設定を保存」を押します。VWMを起動したときから、手動のボタンだけで動くようになります(画面には「起動時: MANUAL (手動のみ)」と出ます)。
SteamVRがなくても、「全て極小化」「全て復元」ボタンは使えます。ただし、自動の制御は、SteamVRの動きを見ているので、SteamVRが必要です。
のぞき見防止オーバーレイ
VR中、モニターの画面を人に見られたくないときに、画像や動画で画面を隠す機能です。
使い始めるまで
- 「のぞき見防止」タブを開く
- 「参照...」で、表示したい画像や動画を選ぶ
選べるのは、画像(
png / jpg / jpeg / bmp / gif)と動画(mp4 / avi / wmv)です。 - 「オーバーレイ有効 (VR時自動)」を ON にする
- 「オーバーレイ設定を保存」を押す
「オーバーレイ設定を保存しました。」と出れば完了です。
- 「オーバーレイプレビュー」で、見え方を確かめる
対象アプリ(VRChat)のウィンドウの上に、選んだ画像や動画が重なります。確認できたら、「オーバーレイ非表示」で消します。
これで、VR中は自動でオーバーレイが表示されます。
表示を消す・切り替える
| オーバーレイを右クリック | 表示中のオーバーレイを、右クリックすると消せます(画面にも「オーバーレイを非表示にするには右クリック」と出ます)。 |
|---|---|
| ホットキー | Ctrl + Shift + F12 で、表示 / 非表示を切り替えられます。 |
| トレイのメニュー | トレイのアイコンを右クリック →「オーバーレイ切替 (Ctrl+Shift+F12)」。 |
| ステータスタブのボタン | 「オーバーレイ表示」「オーバーレイ非表示」のボタンです。 |
オーバーレイは別のウィンドウなので、OBSの「ウィンドウキャプチャ」で録画・配信をしても、下のアプリの画面がそのまま映ります。
オーバーレイを表示している間は、FPSが少し下がることがあります。また、隠せるのは、選んだ対象アプリのウィンドウだけです。ほかのウィンドウや、デスクトップ全体は隠れません。
トレイ常駐と2回目の起動
VWMは、ウィンドウを閉じても終わりません。画面右下のトレイで待機します。
ウィンドウの「×」を押すと?
VWMは終了せず、トレイに格納されます(「トレイに格納しました」と通知が出ます)。VRChatやSteamVRの監視は、そのまま続きます。
トレイのアイコンを右クリックして、「終了」を選んでください。ウィンドウの「×」では、終了しません。
トレイのアイコンの右クリックメニュー
画面右下のアイコンが見つからないときは、「^」(隠れているインジケーターを表示する)を押してみてください。
| 設定を開く | VWMのウィンドウを表示します。 |
|---|---|
| 全ターゲット極小化 | 対象アプリを、すぐに小さくします(手動)。 |
| 全ターゲット復元 | 対象アプリを、元の大きさに戻します(手動)。 |
| オーバーレイ切替 (Ctrl+Shift+F12) | のぞき見防止オーバーレイの表示 / 非表示を切り替えます。 |
| 終了 | VWMを完全に終了します。 |
2回起動すると?
VWMは、同時に1つしか動きません。すでに動いているときに、もう一度VWMを起動すると、新しく立ち上がらずに、いまのウィンドウが前に出てきます。トレイに格納されているときも、ウィンドウが戻ってきます。
トレイに入っているだけです。スタートメニューからVWMをもう一度起動すると、ウィンドウが表示されます。
Windows起動時の自動起動
パソコンを起動するだけで、VWMが待機してくれる設定です。VRを頻繁に使う方におすすめです。
オンにするには
- 「設定」タブを開き、一番下までスクロールする
- 「Windows起動時に自動起動」を ON にする
- 「設定を保存」を押す
「Windows起動時に自動実行: 登録済み」という表示に変われば成功です。
Windowsと一緒に起動したときは、トレイのみで待機します(「トレイで動作中」と通知が出ます)。ウィンドウを開きたいときは、トレイのアイコンを右クリック →「設定を開く」です。
オフにするには
同じ場所で、「Windows起動時に自動起動」をOFFにして、「設定を保存」を押します(表示が「未登録」に戻ります)。VWMを削除(アンインストール)する前にも、OFFにしておくと安心です。
設定ファイルとログの場所
VWMが作るファイルは、インストール先のフォルダの中だけです。
保存場所
通常は、次のフォルダです。
C:\Users\(あなたのユーザー名)\AppData\Local\Programs\VRC Window Minimizer
| VRCWindowMinimizer.exe | VWM本体です。 |
|---|---|
| settings.ini | 設定ファイルです。「設定を保存」を押すと、ここに記録されます。 |
| error.log | エラーが起きたときの記録です。問題が起きたときだけできます。お問い合わせのときに、この内容を教えてください。 |
| app.ico | アイコンです。 |
エクスプローラーのアドレス欄に %LOCALAPPDATA%\Programs と入力して Enter を押すと、すぐに開けます。
settings.ini の項目(上級者向け)
ふつうは、VWMの画面から設定してください。直接書き換えるときは、VWMを終了してから編集します。
| [General] | PollingIntervalMs(監視間隔)/ StartMinimized / MinimizeToTray / StartWithWindows |
|---|---|
| [Window] | MinimizedWidth・MinimizedHeight(幅・高さ)/ RemoveBorder(枠の除去) |
| [Behavior] | RestoreOnSteamVRExit / DefaultModeAuto / RequireHmdPresent |
| [TargetApps] | TargetProcessNames(対象アプリのプロセス名。初期設定は VRChat) |
| [Overlay] | OverlayEnabled / OverlayMediaPath / OverlayOpacity / OverlayStretch |
VWMがやること・やらないこと
VWMは、VRChatやSteamVRの中身には触れません。Windowsの標準の機能で、ウィンドウの大きさや位置を変えるだけのツールです。
VWMは、VRChatやSteamVRの内部には干渉しません。メモリやファイルには触れないため、BAN等のリスクは限りなく低いと考えています。
✓ VWMがやること
- VRChatやSteamVRのプロセスが動いているかを調べる。
- ウィンドウの移動・大きさの変更・枠の除去(Windowsの標準機能)。
- SteamVRの公式の部品(
openvr_api.dll)で、ヘッドセットの装着状態を読み取る(読み取りだけ)。 - 設定ファイルの読み書き。
- ホットキー(Ctrl+Shift+F12)の受け付け。
- 自動起動をONにしたとき、Windowsのスタートアップへの登録。
- のぞき見防止のオーバーレイの表示(VWMの別ウィンドウ)。
✕ VWMがやらないこと
- VRChatやSteamVRのメモリの読み書き・改変。
- 他のアプリへのDLLインジェクション。
- ネットワーク通信(インターネットを使いません)。
- EAC(Easy Anti-Cheat)への干渉。
- VRChat / SteamVRのファイルの改変。
VWMは非公式のツールです。リスクが完全にゼロだと、保証することはできません。ご利用は自己責任でお願いします。
トラブル別の対処法
困ったことに近いものを選んで、上から順に試してください。
ウィンドウが小さくならない
- 「ステータス」タブで、モードが AUTO か確認します。MANUALなら、「自動に戻す」を押します。
- 対象に、小さくしたいアプリが入っているか確認します(「アプリ選択」タブ)。
- SteamVR: 起動中になっているか確認します。未検出なら、SteamVRを起動してください。
- 「HMD検出必須」がONのときは、ヘッドセットを被って、HMDが「アクティブ (装着中)」になる必要があります。すぐ小さくしたいときは、設定でOFFにします。
- まず「全て極小化」を押して、手動で小さくなるか確かめます。小さくなれば、設定や条件の問題です。
ウィンドウが元に戻らない
- 設定の「SteamVR終了時に復元」が ON か確認します。
- モードが MANUAL のときは、自動では戻りません。「全て復元」を押してください。
VWMが起動しない / 画面が出ない
- すでに動いている可能性があります。画面右下のトレイを確認してください(トレイ常駐と2回目の起動)。
- インストール先のフォルダに
error.logがあれば、中身を確認し、お問い合わせのときに教えてください(設定ファイルとログの場所)。 - それでも直らないときは、いったんアンインストールして、もう一度インストールしてください。
設定が保存されない / 元に戻る
- 変更したあとに、「設定を保存」(のぞき見防止タブは「オーバーレイ設定を保存」、アプリ選択タブは「選択を保存」)を押したか確認します。タブごとに、保存ボタンが別です。
settings.iniが、読み取り専用になっていないか確認します。
オーバーレイが出ない
- 「オーバーレイ有効 (VR時自動)」が ON か、画像や動画が選ばれているか(「(未選択)」になっていないか)、「オーバーレイ設定を保存」を押したか、確認します。
- 「オーバーレイプレビュー」を押して、表示されるか確かめます。「対象アプリのウィンドウが見つかりません。」と出たときは、対象のアプリ(VRChat)を起動してから、もう一度試します。
- 自動の表示は、VR中だけです。VRをしていないときは、プレビューで確認してください。
オーバーレイが消せない
- オーバーレイを右クリックします。
- または、Ctrl + Shift + F12 を押します。
- トレイのアイコンを右クリック →「オーバーレイ切替」。
ホットキー(Ctrl + Shift + F12)が効かない
ほかのアプリが、同じキーの組み合わせを使っている可能性があります。そのときは、トレイのメニューや、ステータスタブのボタンで操作してください。
自動起動にしたのに、ウィンドウが出ない
故障ではありません。自動で起動したときは、トレイのみで待機します(Windows起動時の自動起動)。
よくある質問
BANのリスクはありますか?
VWMは、ウィンドウの大きさと位置を変えるだけで、VRChatのプロセスやメモリには触れないため、リスクは限りなく低いと考えています。ただし、非公式のツールなので、リスクが完全にゼロとは断言できません。ご利用は自己責任でお願いします(VWMがやること・やらないこと)。
SteamVRがなくても使えますか?
はい、手動で使えます。「全て極小化」「全て復元」ボタンで、操作してください。ただし、自動の制御は、SteamVRの動きを見ているので、SteamVRが必要です。
VRChat以外のアプリも小さくできますか?
できます。「アプリ選択」タブで、チェックを入れるか、プロセス名で追加してください(「アプリ選択」タブ)。
VRをやめたら、ウィンドウは元に戻りますか?
はい。SteamVRを終了すると、自動で元の大きさに戻ります(「SteamVR終了時に復元」がONのとき。初期設定はON)。
ヘッドセットを被っていないのに、小さくなりません
初期設定では、「HMD検出必須」がONなので、ヘッドセットを被るまで小さくなりません。SteamVRを起動しただけで小さくしたいときは、設定でOFFにしてください。
配信や録画に、オーバーレイは映りますか?
OBSの「ウィンドウキャプチャ」では、映りません(オーバーレイが別のウィンドウのため)。下のアプリの画面が、そのまま録画されます。
2回起動するとどうなりますか?
新しく立ち上がらず、いまのウィンドウが前に出てきます。トレイに格納されているときも、ウィンドウが戻ります。
設定はどこに保存されますか?
インストール先のフォルダの settings.ini です(設定ファイルとログの場所)。
日本語と英語を切り替えられますか?
はい。ウィンドウ右上の EN / JP のボタンで切り替えられます。
アップデートとアンインストール
アップデート(新しいバージョンにするとき)
- VWMを終了しておく
トレイのアイコンを右クリック →「終了」。
- 新しいバージョンのインストーラーを実行する
BOOTHの商品ページから、新しいファイルをダウンロードして、同じ手順でインストールします(インストールのしかた)。
アップデートで、設定が初期設定に戻ることがあるかもしれません。大切な設定は、settings.ini のコピーを取っておくと安心です。更新したあと、「設定を保存」を押すと、設定が書き込まれます。
アンインストール(削除するとき)
- 「Windows起動時に自動起動」をOFFにする
ONにしていた方は、先にOFFにして「設定を保存」を押します。
- Windowsの設定から、アンインストールする
「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」で「VRC Window Minimizer」を選び、「アンインストール」を押します。スタートメニューの「Uninstall VRC Window Minimizer」からも、実行できます。
動いているVWMは、アンインストールのときに自動で終了されます。
お問い合わせ
不具合の報告やご質問は、XのDMかDiscordで受け付けています。
連絡先
| X (Twitter) | https://x.com/nyaoh_tech(DM) |
|---|---|
| Discord | https://discord.gg/83WC3AZ747 |
報告のときに教えてください
- VWMのバージョン(「設定」タブを一番下までスクロールすると、
v2.0.0のように出ています) - Windowsのバージョン(10 / 11)
- 起きていることの詳しい様子
error.logの内容(あれば)- 画面のスクリーンショット(あれば)
VWMは非公式のツールです。VRChat公式・Valve・SteamVRへのお問い合わせは、ご遠慮ください。
更新履歴
| v2.0 | 「SteamVR + HMD検出」に対応(ヘッドセットを被ったときだけ動く)。「アプリ選択」「のぞき見防止」タブを追加。ホットキーとトレイのメニューを追加。 |
|---|---|
| v1.5.0 2026/05/05 | 多言語(日本語 / English)に対応。デフォルトモードの設定を追加。画面を刷新。 |
| v1.0.0 2026/05/04 | 初版リリース。 |